【Column】Rare groove
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Euphorbia horrida
バイヤーとして日々植物を探していると、ときたま時間が止まってしまうようなカタチに出会うことがある。
このホリダ2株もそう。まるで放電しているような強い存在感。みつけた瞬間、火花が散った。
はるか遠くの惑星に生えていそうなカタチ。
見たことのない風景、聴いたことのない音楽、誰も思いつかないようなアートピース‥
不思議な植物と出会った時も同じ。新鮮な驚きに満たされる。
1株目は接木ではないというから、驚きだ。
2株目のトゲの出方やうねり、質感もたまらない。
ホリダはユーフォルビア属のなかでも、植物全体のなかでも、執着をおぼえるほど好きな品種。
カッコよくて、強健で、バリエーションが豊富。寒さや植え替えのストレスにもよく耐える。年数が経ってからのメタモルフォーゼも大きな魅力。
白いやつ、縞模様のやつ、うねりのあるやつ。ボロいやつ。カッコいいホリダを常に探している。
ユーフォルビアは古木になってからが断然カッコいい。ホリダは特にそうだと思う。
傷や木化やうねりが、’威風’とでもいうような、強いグルーヴ感をつくり出す。
ホリダの古木は時間を纏っている。
よく光にあてたほうが、トリコームが厚くなり、白くなる印象。
※販売済です。