
Pachypodium namaquanum
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Pachupodium namaquanum
光堂。
US.からの輸入株。
根茎の太さや棘の出方のうつくしさが際立っています。
最近は国内実生株もかなりの高クオリティな株が出ているので、そちらもたのしみです。
namaquanumは規則正しく放射状に並んだ、長く鋭い棘がみごとです。
よくよく見ると、株の中〜上部では葉痕の上に3本の棘が形成されていて、根元では葉痕の下に棘があるように見えます。
棘は成長点に近いほど上向きで、中央部では横向き、根元付近では下向きになることで、放射状に。驚くほど緻密な作りです。
どんな植物もそうですが、自生地で生き残るための最適解がこの形態だったということですね。
自然への畏怖の念をあらたにしてしまいました。
ここでハッとしたのですが、「光堂」という和名は棘を「植物体から発せられる光線」として見立てたのではないかと思い当たりました。※あくまで想像です。
そうだとすると、命名者の鋭利な感覚と教養に触れたような気がします。
間違えているかもしれませんが、とても気に入ったので、今後はそのようなイメージで光堂を見てみようと思いました。
成長期の縮れ葉のある姿も趣があります。