ECHO PLANTSのロゴ・デザイン

ECHO PLANTSのロゴ・デザイン

ECHO PLANTSのロゴはある音楽機材の筐体がモチーフになっています。

その機材とは、Roland社のテープエコー(※1)、’SPACE ECHO RE-201’です。

Jamaicaの音楽やDub(※2)が好きな人には馴染みが深いマシンで、Dub musicの祖のひとりとされる、Lee ’Scratch’ Perry(※3) が愛用していたことでも知られています。

 

Lee PerryのBlack Ark Studiosの写真にはいつもRE-201がシンボリックに写っています。

アナログ感たっぷりのあたたかみがあるディレイ・サウンドが特徴。

Roland社といえば、TR-808やTB-303のような神がかり的な名機を生み出す、エンジニアスピリット炸裂の名門メーカーです。

 

植物の成長を観察していると、音楽が鳴り響く様子にとてもよく似ていることに気付きます。

音楽が大好きで、少年の頃から通い続けた「レコ屋」のようなショップにしたかった、ということもあり、「音」を感じさせるロゴを作ることにしました。

ロゴのフォントはFutura(※4) 一発。イタリックにすることで、音が伝播していく様子や慣性力を表現しました。

 

Futuraを採用した理由は:

 

・きっかり100年前のフォントであったこと(歴史はループする)。

・設計者であるPaul Rennerがきっぱりと反ナチズムを表明した人物であること(歴史はループする!)。

・無駄を削ぎ落とした明快なデザインの中にある、ポップさとキュートさ。

 

の3点です。

 

外枠の矩形はフォントに合わせてRE-201とは比率を変えています。

 

RE-201やFuturaのような長く愛されるショップになれますように!

 

 

 

※1 磁気テープを利用したエコーマシーン。ディレイ(遅延・反復)エフェクトが得られる。

 

※2 ジャマイカで発祥した音楽手法またはジャンル。元のリズムトラックやコーラスパートを積極的に加工し、まったく色彩の異なる楽曲を生み出す、一種の音楽的革命。おもに元曲のB面に収録され、Remixの元祖とも言われる。音の抜き差しやコラージュに加え、エコーやディレイなどの空間エフェクトが多用されることが特徴。ただひたすらに現場(ダンスホール)を盛り上げるための、みなぎる創意工夫と、狂気すれすれで横溢する遊び心が源になっている、と筆者は考える。

 

※3 ジャマイカの音楽プロデューサー、エンジニア、シンガー、奇人。自身のブラックアークスタジオで超大量の楽曲とそのダブ・バージョンを生み出した。King Tubbyとともにダブ・ミュージックの祖とされる。

 

※4 1923年にバウハウスのメンバーでもあったPaul Rennerによって発表された、飾りっ気がないのに可愛気があるサンセリフ書体(主観)。Rennerは鮮明に反ナチズムの姿勢を取ったことにより弾圧され、スイスに逃れた。

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